お役立ちコラム

もう限界!いよいよヤバい虫歯の症状

虫歯

■虫歯は子供だけの問題ではない
子供の頃に虫歯を経験した人は、少なからずいらっしゃるでしょう。現代において、虫歯は子供だけの問題ではなくなっています。日本に住む成人の9割が虫歯を罹患し治療した経験を持っており、虫歯は老若男女を問わず予防や早期の治療を意識したい病気となっています。今回は、虫歯の進行とともにあらわれる症状をご紹介します。

■歯は3つの層からできている
歯は、外側からエナメル質、象牙質、そして歯の神経である歯髄の3つの層から成っています。歯の根は歯槽骨というあごの骨の一部に埋まっており、歯根膜で歯槽骨と歯の根がつながっています。虫歯は表面のエナメル質から少しずつ歯髄へと進行していき、歯髄へとたどり着いてしまうのです。

■虫歯の6段階の進行度
虫歯は、症状の進み方によって6段階の進行度に分けられています。
・C0
歯の表面にあるエナメル質が、歯の付着物であるプラークから作られた酸によって溶かされている状態です。歯が白く濁っているか、歯の溝の部分が茶色く汚れているのがわかります。この時点ではまだ痛みもなく、歯が再石灰化することもできるので、日頃から正しい歯磨きを行って汚れをしっかり落とすことが大切です。
・C1
酸によって、表面のエナメル質に穴が空いてしまっています。まだ痛みはありませんが、表面が黒ずんできて虫歯だとはっきりとわかるようになります。この段階からは再石灰化は期待できないので、歯科を受診して早期に治療を受けましょう。
・C2
表面のエナメル質を貫通し、柔らかい象牙質まで穴が達してしまっています。エナメル質が一部なくなってしまったので、この段階になると冷たいものや風が歯にしみるようになります。進行してしまうと、歯髄(歯の神経)を取って治療することになります。
・C3
エナメル質、象牙質を貫通し、歯の神経である歯髄にまで到達してしまった状態です。細菌が歯髄にまで侵入してしまうので、小さな刺激でも激しい痛みを伴います。この状態の歯を放置してしまうと細菌が繁殖し、それが血液を通じて全身に回ってしまいます。その結果、あらゆる病気の引き金となってしまいます。
・C4
歯がほとんど溶けてなくなり、歯の根だけが残っている状態です。この段階では痛みがなくなることがありますが、それは歯髄が細菌に侵されてしまい、痛みを感じることができなくなっているからです。この段階ではほとんどのケースで抜歯を行います。

■虫歯の最終末期状態「根尖病巣」
根尖病巣(こんせんびょうそう)とは、歯の根を通る歯髄にまで細菌が侵入してしまい、歯の根の先端に膿が溜まってしまう状態のことです。通常はあまり痛みが出ず気づきにくいのですが、細菌と免疫のバランスが崩れると途端に激しい痛みを感じるようになります。歯の根は神経やあごの骨と接しており、血管に細菌が入り込んでしまう可能性もあります。一度、細菌が入ってしまうと完全に治療することはとても難しく、歯の根に消毒液を入れる治療を長期間続けていかなくてはいけません。
根尖病巣を放置してしまうと細菌が脳に侵入する可能性もあり、最悪の場合、死に至ることもあります。

■正しい歯磨きを知って虫歯予防
C0の初期状態では、正しい歯磨きを行えば歯の再石灰化が期待できます。歯科を受診する際、医師から正しい歯磨きの指導を受け、歯の汚れを正しく落としましょう。痛みなど虫歯の自覚症状がある場合は、できる限り早めに歯科を受診しましょう。虫歯は進行するほど治療法が減ってしまい、抜歯をすることで残った歯にも負担をかけてしまいます。健康な口内環境を長く保つためにも、早めの治療がおすすめです。

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