お役立ちコラム

虫歯治療の気になる治療費や保険適用について

虫歯

虫歯は放っておくとどんどん進行し、最悪の場合は歯や神経を抜かなければいけなくなります。そういった事態に陥らないためにも、虫歯は早く治療するべきです。虫歯の治療と一口にいっても、近年はさまざまな方法が研究・開発されています。昔にはなかった治療法も数多く確立されていて、痛みを感じなかったり、より短期間で治ったりと要望に合わせて選ぶことができるようになっています。

そんな虫歯治療のほとんどは、健康保険の対象となる保険診療です。治療費の7割を国が負担してくれるので、安価で治療を受けることができます。しかし、なかには保険が適用されない自費診療となるものもあり、この場合は治療費の全額を自分で支払わなければいけません。では、保険が適用されるかどうかの違いは、一体どこにあるのでしょうか?

■保険が適用される条件
健康保険が適用されるかどうかは、治療を受ける側からすれば大きな問題です。適用されれば負担は3割で済むので、治療費を大きく抑えることができます。では保険が適用される条件は何なのかということですが、これは機能の改善を目的としているかどうかが基準となります。

一般的な虫歯の治療の場合、その目的は歯の持つ機能を改善することにあります。そのため、基本的には保険が適用されます。しかし、例えばこれに審美性の追求など機能改善以外の要素が加わってきた場合には、保険が適用されなくなります。保険が適用されるのは、あくまでも機能改善を主とした治療なのです。保険が適用されにくい虫歯治療としては、インプラントがよく知られています。

同じ治療方法でも、使う素材によっては保険が適用されない場合もあります。例えば詰め物をする場合、プラスチックや金銀パラジウム合金であれば保険は適用されますが、ポリセラミックやセラミック、ゴールドなどの場合は保険が適用されません。基本的な素材では保険が適用されますが、それ以上の素材を望む場合は保険の対象外になるのです。

■虫歯治療にかかる費用
虫歯治療にかかる費用は、その治療方法によっても大きく変わります。詰め物をする治療の場合、保険診療の治療費は2,000円〜4,000円程度です。プラスチックを使うコンポジットレジンや、銀歯を詰める治療などがこれにあたります。自費診療の治療費は、セラミックの詰め物の場合で3〜5万円程度です。

歯にかぶせる治療の場合、保険診療の治療費は銀歯をかぶせるもので4,500円程度です。銀歯のブリッジの場合は12,000円程度になります。自費診療の治療費は、セラミックをかぶせる場合で7〜12万円程度です。セラミックのブリッジの場合は、25〜40万円程度にもなります。このほか、土台を入れる治療は1,500〜2,000円程度、歯を抜くのに3,000円程度、神経を抜くのに4,000円程度かかります。いずれも保険診療の範囲です。

また、自費診療のなかで高額になりやすいのがインプラントです。インプラントは1本あたり30〜40万円程度かかるとされていて、これに加えて治療後のメンテナンスにも費用がかかります。歯周病などが原因でインプラントを埋めるだけの骨がなかった場合には骨を作る手術も必要になり、さらに数万〜数百万円かかります。

■希望と条件に合わせたものを選ぶ
保険の範囲での治療は安価で済みますが、規定されている安い素材しか使うことができません。いい素材を使いたい場合は、自費診療になります。自費診療での治療のほうがよりよい結果を得られますが、簡単に出せる金額ではないことも事実です。

自分の歯にどこまで費用をかけられるのか、どれだけの治療効果を望むのか、機能だけでなく美しさも求めるのかなど、治療に関してはさまざまな条件を考えなければいけません。虫歯の治療を行う際には、よく考えて選ぶようにしましょう。

一覧へもどる