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虫歯の治療後に歯がズキズキ…この痛みはいつまで続く?

虫歯

■虫歯の治療後に歯が痛むのはなぜ?
「虫歯を治療したのに歯が痛む」という経験がある人は多いのではないでしょうか。治療後の痛みには、虫歯の深さや症状の大きさが関係していると思われがちですが、実際にはこれらはあまり関係ないとされています。よって、虫歯が浅かったり、症状が小さかったりしても、治療後の痛みに繋がることは十分に考えられるというわけです。では、治療後の痛みの原因にはどのようなものが考えられるのでしょうか。ここでは、虫歯の治療後に歯がズキズキと痛む原因や、痛む期間などについてご紹介します。

■「削り」が大きく関係している、治療後の歯の痛み
一般的に、虫歯の治療後に歯が痛むのは「削り過ぎ」が原因だと考えられています。しかし、実際はこれだけではありません。その他には以下のものが挙げられます。

・一時的な痛み
歯の内側「象牙質部分」にできた虫歯を治療しようと歯を削ると、神経が反応し痛むことがあります。これは一時的なものであるため、すぐに治まります。

・歯の神経が炎症を起こしている
頻繁に水がしみるのを数か月間も我慢していたり、しばらくしたら治るからと痛みを長期間、放置していたりした場合、ただ虫歯を取り除くだけではその症状をきちんと治すことができません。この場合、神経内部にまで症状が進行している可能性が高いため、虫歯を取り除くだけでは、虫歯菌をきれいに取り除くことができないのです。これにより、治療後も歯が痛むのだと考えられます。

・詰め物が歯の神経を圧迫している
虫歯治療のために歯を削っていると、まれに神経が露出してしまうことがあります。これに気付かず詰め物を入れてしまうと、神経を圧迫してしまうことになり、痛みの大きな原因となります。

・削りが十分でない
深い虫歯になればなるほど、歯の神経を傷付けないよう、慎重に虫歯を除去する必要があります。しかし、この慎重さが裏目に出てしまうと、十分に虫歯を削ることができず、虫歯を残したまま詰め物を入れてしまうことが考えられます。こうなると、治療後とはいっても虫歯が残ったままであるため、歯が痛んでしまうのです。

■治療後1〜2週間を目処にする
治療後の歯の痛みが徐々に軽くなっているのであれば、そのまま様子を見るのも1つの対処法といえます。しかし、常に痛みが続く、または悪化しているようであれば、神経に異常が出ている可能性が考えられます。歯の神経の異常をレントゲンで確認できるのは、2〜3か月先になることもあります。そのため、治療後1〜2週間経っても症状が続きそうであれば、すぐに歯医者へ行くことが大切です。症状が悪化している場合は、神経を取らなければならないこともあります。このようなことにならないよう、早急に治療を施してもらいましょう。

■自分で簡単にできる対処法
虫歯の治療後に出る歯の痛み。これを自分で対処する方法にはさまざまなものがあります。いずれも簡単なものであるため、歯の痛みを感じたときは積極的に実践していきましょう。

・痛み止めを服用する
一時的な痛みであれば、痛み止めを飲んで抑えることができます。しかし、「噛むと痛い」という症状である場合は、神経にまで症状が進行しているため、歯の根の治療を行うことが大切です。

・刺激を避け、あまり使用しないようにする
治療後、歯が痛んだりしみたりする場合は、熱いものや冷たいものによる刺激を避けることが大切です。また食事の際、痛む歯は極力使用しないよう心がけましょう。そうすれば、歯の痛みやしみを、より早く改善することができます。

■先回りの判断を心がけましょう
積極的に“痛み止めを服用する”などの対処法に取り組んでも、治療後の歯の痛みを完璧に改善することは困難です。そのため、治療後の歯に違和感があったり、痛みや刺激を感じたりしたら、すぐに歯医者へ行くことをおすすめします。治療後1〜2週間経ってしまうと、症状が神経にまで達している恐れがあります。先回りの判断を心がけ、歯科医としっかり話し合い、最善な治療で歯の痛みを改善していきましょう。

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