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キシリトールガムは虫歯予防の味方!

虫歯

■味を楽しむ、眠気を覚ます、虫歯を予防する
スーパーやコンビニに必ず置いてある「キシリトールガム」。味を楽しんだり、眠気を覚ますためだけではなく、虫歯予防として噛んでいる人も多いのではないでしょうか。確かにキシリトールガムは虫歯予防に効果があるといわれていますが、その理由については一般的に知られていません。そこでここでは、キシリトールガムになぜ虫歯予防効果があるのか、効果を十分に得るための噛み方などについてご紹介します。

■そもそもキシリトールとは
キシリトールガムに含まれる“キシリトール”は自然食品のひとつであり、ラズベリーやいちごなどの果実や、ほうれん草やレタスなどの野菜に含まれている天然甘味料のことをいいます。このキシリトール、フィンランドで生産されていることが多く、原料にはシラカバやカシを使用しています。砂糖とほぼ変わらない甘味が感じられると同時に、清涼感を得ることができます。

■キシリトールがもたらす虫歯予防効果
キシリトールガムを噛めば、おのずとキシリトールの虫歯予防効果を得ることができます。その効果には以下の4つが挙げられます。

・虫歯菌が酸を作るのを阻止できる
虫歯ができる原因には、食事と虫歯菌が関係しています。食事の際に得られる糖やタンパク質は、虫歯菌の大好物です。これを食べた虫歯菌は、歯を溶かす作用を持つ酸を出します。これにより、虫歯ができてしまうのです。しかし、キシリトールの場合は虫歯菌が食べたとしても酸を出すことができないため、虫歯を効果的に予防することができます。

・唾液を多量に分泌する
ガムを噛むという行為は、唾液の多量分泌に効果的です。唾液は虫歯菌が出す酸の作用を和らげたり、酸に侵された歯を改善させたりする効果を持っています。そのため、多量に分泌されれば効果も大きくなるのです。ガムを噛むことは虫歯予防に最適だといえます。

・再石化の促進
虫歯菌の酸によって侵された歯の表面は、唾液中で一緒になったキシリトールとカルシウムにより改善されます。基本的に、唾液中のカルシウムだけでも改善することは可能ですが、キシリトールと一緒になることで、より強い歯への改善が可能となります。

・歯垢が落としやすくなる
キシリトールは、歯垢を歯からはがれやすくする効果も持っています。ネバネバとした歯垢をサラサラの状態に変えるため、歯磨きの際に歯垢をきれいに落とすことができるのです。これにより、歯を常にきれいな状態で保つことができます。

■キシリトールガムの効果的な噛み方
キシリトールガム(キシリトール)による虫歯予防効果を十分に得るためには、噛み方を意識する必要があります。そこでここでは、効果を確実に得られる正しい噛み方をご紹介します。

・噛み始めの唾液は残す
キシリトールの有効成分は、ガムを噛み始めたときに多く出ることがわかっています。そのため、噛み始めの唾液を口の中に残しておけば、虫歯菌への作用がスムーズに行き届き、虫歯予防効果を十分に得ることができます。

・1回2粒
虫歯を効果的に予防するために必要なキシリトールの量は、1日4〜10グラムです。キシリトールガム1粒に含まれるキシリトールの量は約1.3グラムであるため、1日の目安としては2粒を2〜3回噛むとよいといえます。これを継続して行えば、虫歯の悪玉菌を善玉菌に変えることも可能です。

・噛むタイミングは食後30分以内
虫歯菌を勘違いさせるためにも、キシリトールガムを噛むタイミングは食後30分以内が最適とされています。虫歯菌がキシリトールを餌と間違えて食べてしまえば、酸を出すことができなくなるため、歯が侵されるのを事前に阻止することができるのです。
また、タイミングとしては歯磨き前もよいとされています。キシリトールガムを食べて、歯垢を落としやすい状態にしておけば、頑固な歯垢もいつもの歯磨きできれいに落とすことができます。

■頼りすぎはよくありません
キシリトールガム(キシリトール)には、きちんとした虫歯予防効果があります。しかし、これだけに頼ることはよくありません。歯磨きや歯間掃除などの日頃のケアも、しっかりと行うことが大切です。
あくまでも歯のケアのひとつとして、“キシリトールガムを噛む”という習慣を取り入れることをおすすめします。

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