お役立ちコラム

症状があまりない?歯科医も見落としてしまう迷惑な虫歯

虫歯

■症状が歯の表面に表れない厄介な虫歯
「歯に食べ物が詰まることが増えた」「虫歯のような大きな穴が空いているけど痛みはない」などの症状に心当たりがある人は注意が必要です。もしかすると、それは「トンネル虫歯」かもしれません。この虫歯は、歯の中にトンネルを掘るかのように進行していくため、症状が歯の表面に表れることはありません。そのため、専門家や歯科医師でも症状を見つけるのが非常に困難だとされています。このことから、トンネル虫歯は非常に厄介な虫歯だとされています。

■トンネル虫歯をご存知ですか?
トンネル虫歯は、歯と歯の間から歯の内部に向かって進行していく虫歯のことをいいます。歯並びの良し悪し関係なく、歯は隣の歯に接触して生えています。この2つの歯の間は歯ブラシではうまく掃除することができないため、歯垢が溜まりやすくなっています。そのため、歯と歯の間は虫歯になる危険性が最も高い箇所とされています。

・トンネル虫歯の特徴と仕組み
「何の違和感もなかったのに、急に大きな虫歯ができ、食べ物が挟まるようになった」。これはトンネル虫歯の特徴のひとつです。トンネル虫歯は、歯と歯の間から内部へと進行していくため、外からは虫歯の症状が全く見えません。しかし、症状が進行し続けると、虫歯が外からでも見えるようになります。トンネル虫歯が進行しているのに気づかずに硬いものなどを食べたりすると、壁の役割をしていたエナメル質が崩壊してしまうことがあります。すると、今まで隠れていたトンネルが外からでも見えるようになります。ここでやっと虫歯の存在を知ることができるという仕組みです。

■トンネル虫歯が検診で見逃されやすいのはなぜ?
歯と歯の間は、虫歯になる可能性が高い箇所であるため、多くの歯医者では真っ先にチェックされます。通常の虫歯であればここですぐに発見されますが、トンネル虫歯はスルーされてしまうことが多いのです。その理由は大きく3つに分けることができます。

・症状がほぼない
トンネル虫歯は表面上、何の問題もないように見えます。また、症状が進行しても痛みが表れないため、発見が遅れがちになります。

・虫歯の入り口がわからない
通常の虫歯の場合、歯の内部につながる穴が簡単に見つかるため、検査で簡単に発見できます。しかし、トンネル虫歯の場合は歯と歯の間が入り口となるため、その穴を見つけることは簡単ではありません。そのため、虫歯があるにも関わらず、虫歯はないと判断されてしまうこともあるのです。

・内部の色が変色しない
トンネル虫歯内部の色が変わっていれば、簡単に虫歯を発見することができます。しかし、トンネル虫歯の多くは色が変化していなかったり、壁が分厚くて確認が困難だったりなどして、外から確認しても異常がないように見えるのです。

■トンネル虫歯を見つけるには?
トンネル虫歯を発見する方法として、もっとも有効なのは「レントゲン」です。専門家や歯科医による目視では問題のないように見えても、レントゲンで撮影するとハッキリと問題がわかることも多くあります。そのため、トンネル虫歯でないかどうか不安だという人は、積極的にレントゲン撮影を受けることをおすすめします。そうすればトンネル虫歯があった場合、見逃すことなく確実に発見することができます。

■発症する前に予防を心がけましょう
トンネル虫歯の原因は、歯と歯の間に詰まった歯垢だとされています。そのため、予防するためには食生活を見直したり、寝る前の飲食を控えたり、歯間のケアを入念に行ったりすることが大切です。これをしっかりと行うことで、歯と歯の間を虫歯菌に溶かされてしまうのを防止することができます。入念なケアを怠らず、トンネル虫歯の発症を阻止しましょう。

一覧へもどる