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唾液の分泌が少ない!それが原因で虫歯になることも

虫歯

■唾液の減少は虫歯の原因のひとつ
虫歯ができる原因のひとつとして「唾液の分泌の減少」が挙げられます。唾液は一般的にあまり必要のないものと認識されていますが、実際は多くの役割を担っています。そのため、唾液が分泌されなくなると、虫歯が作り出されるだけでなく、他にもさまざまな影響がもたらされるのです。ここでは、唾液による虫歯への影響や唾液の役割などについてご紹介します。

■唾液の分泌が少なくなると
唾液には、虫歯の原因となる酸を中和させる効果があります。しかし、唾液の分泌が減少すると、この効果を十分に発揮することができなくなってしまうため、口の中が酸性のままとなってしまいます。さらにこれだけでなく、酸によって溶かされた歯を再生する効果さえも得ることができなくなってしまうため、虫歯が増え続けてしまうのです。また、唾液が減ると口の中が乾燥してしまい、粘膜が赤く腫れてしまうことがあります。歯みがきをすると痛みを伴うこともあるため、丁寧なケアを行うことができず、さらに虫歯になりやすい口内環境へと陥ってしまいます。

■唾液の主な役割
「唾液は意味のないもの」だと思われがちですが、実際は人間が生きていくうえで欠かすことができないもののひとつです。唾液には潤滑作用や消化作用などの唾液が持つ重要な役割が大きく関係しています。

・潤滑(じゅんかつ)作用
人間の口の中には、「やわらかさを持つ粘膜」と「硬さを持つ歯」があります。これらは喋ったり食べたりすることで、ぶつかることがありますが、互いを傷付けることは一切ありません。これは、唾液が常に口の中を潤す「滑作用」を発揮しているためです。

・消化作用
唾液には、アミラーゼと呼ばれる消化酵素が含まれており、これは糖分を分解する役割を持っています。分解することで、体に吸収されやすくしているのです。この役割が発揮されなければ、消化をスムーズに行うことができないというわけです。

・味覚を得る
人間は5つの味を感じ取っていますが、これにも唾液が大きく関係しています。人間が味を感じる仕組みは、まず食べ物の中に含まれている味物質が唾液の中に溶け込むことから始まります。そして、味物質は舌の「味蕾(みらい)」という味覚受容器に届けられ、味として人間に伝わるのです。もし、この際、唾液がなければ潤滑作用が発揮されなくなり、味蕾が働かなくなります。つまり、唾液がなければ人間は味を楽しむことができないのです。

これらの他にも、“口の中を清潔に保つ”、“雑菌の繁殖を防ぐ”などの役割があります。

■唾液をたくさん出すためには
唾液の減少を阻止すると同時に、唾液の分泌を増やすためには、「食事の際によく噛むこと」を意識することが大切です。噛めば噛むほど唾液は分泌されるため、1口30回以上を目安に噛むよう心がけましょう。30回噛むことは一見簡単そうですが、慣れないうちは顎に負担がかかってしまうこともあります。そのため、最初はゆっくり噛むことを意識し、慣れてきたら回数に挑戦してみることをおすすめします。唾液をたくさん出すことは、歯を虫歯から守るだけでなく、体を健康的にする効果をも持ち合わせています。唾液の分泌が足りていないと感じる人は、積極的に挑戦していきましょう。

■唾液の分泌量を増やして歯を守る
唾液の分泌量が減ると、唾液が持つ役割が発揮されなくなり、さまざまなトラブルがもたらされます。それほど、唾液は重要な役割を担っているということを忘れてはいけません。口の中が乾燥してきたなと感じたり、小さな虫歯ができたりと異変を感じた場合は、唾液を多く分泌することができるよう噛む回数を意識して食事を摂るようにしましょう。そうすれば虫歯予防はもちろん、それ以外の唾液による効果を十分に得ながら過ごすことができます。

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