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歯周病の症状が進行すると歯茎が黒くなる!

歯周病

歯周病は日本人の多くが発症する病気で、国民病ともいわれています。歯周病は歯周病菌によって引き起こされ、症状が悪化すると最後には抜歯以外に治療方法がなくなってしまいます。誰にでもかかる可能性がある病気なので、普段から歯周病予防を行いましょう。

歯周病には、「歯茎が赤く炎症する」「ブラッシングによって出血する」「口臭が気になる」「歯茎の奥がむず痒くなる」など、さまざまな症状があります。その中には、「歯茎がどんどんと黒ずんでくる」という症状もあります。しかし、歯茎が黒ずむ症状は歯周病以外でもあるため、一概に歯茎が黒くなると歯周病を発症しているともいえません。ここでは、歯周病による歯茎の黒ずみとそれ以外の原因についてご紹介します。

■歯周病によって歯茎が黒ずんでいる場合
歯周病が進行すると、歯茎の内部から黒く変色してくることがあります。歯肉と歯の間の隙間が黒ずんでくるのが特徴で、この症状が出ると、かなり歯周病が進行しているといえるでしょう。これは、歯周ポケットに溜まった歯垢が除去されておらず、歯垢の内部にいる歯周病菌が歯や歯肉の内部にどんどんと進行してしまった場合に見られる症状です。すでに歯の奥が歯周病菌によって侵されており、歯周病の症状が中期から後期へと移行しつつある状態だと考えられます。

歯茎が黒く変色する状態になると、歯垢、歯石除去などの治療では歯周病を治すことはできません。そのため、歯医者で歯周病治療を早めに始める必要があるでしょう。また、歯周病で歯茎が黒く変色するときは、同時に歯茎が後退して歯の根元が露出する症状が発生します。歯茎の黒ずみと歯茎の後退が確認できた場合は、高い確率で歯周病が発症しているので、できるだけ早く歯医者にいって歯周病の治療を始めましょう。

■歯周病以外が原因で歯茎が黒くなる場合
歯周病以外でも、いくつかの原因で歯茎は黒く変色します。ここでは、その原因を2つご紹介します。

・メラニン色素
メラニン色素は日焼けなどで肌が黒くなるときに発生する物質です。肌が日光などの刺激を受けると、メラニン色素細胞が活性化して、周辺の細胞が黒くなってしまうのです。これと同じ症状が、歯茎でも発生します。外部からの刺激を受けると歯茎内部のメラニン色素が活性化して、歯茎を黒く変色させてしまうのです。レーザーやフェノールアルコールを使った治療で、黒く変色した歯茎を治すことができるので、気になる方は歯医者に相談してみると良いでしょう。

・差し歯やインプラントを行った歯茎が下がって黒くなる場合
歯茎が黒くなる原因として、差し歯やインプラントを行った歯茎が下がって、歯茎が黒く見えるというパターンがあります。歯茎が通常よりも下がってしまうことで歯の根っこがずり落ち、その部分が黒く見えてしまうのです。インプラントの場合は歯肉内部の埋め込み金具が下にずれて、歯茎から透けて見えてしまいます。このような症状は、歯茎の高さを元に戻したり、歯茎の再生治療で歯茎に厚みを持たせたりすることで、金属や歯の根っこの黒い部分を覆い隠すことができます。差し歯やインプラント治療で歯茎が黒くなってしまった人は、歯医者で歯茎の再生治療を受けてみましょう。

このように、歯周病以外にもメラニン色素や差し歯、インプラントの影響で歯茎が黒くなってしまうことがあります。歯茎が黒くなると必ず歯周病が発症しているというわけではないので、しっかりと確認しましょう。しかし、歯茎が黒く変色するということは、歯茎に何らかの異変が発生しているということでもあります。そのため、そのまま放っておくのではなく、早めに歯医者に相談することをおすすめします。

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