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親知らず4本同時治療のメリット・デメリット

親知らず

親知らずの治療において、4本同時に抜くことは可能です。しかし、この4本同時治療にはメリットもあれば、デメリットもあります。4本同時治療は、このメリットとデメリットを両方理解したうえで、しっかりと判断しなければいけません。今回は、親知らずの4本同時治療には、どのようなメリット・デメリットがあるのかご紹介しましょう。

■早めの抜歯がおすすめ
親知らずが4本同時に生えてくるのは珍しいとされています。冒頭で、親知らずは人によっては生えてこない人もいると述べましたが、埋没したまま表面上は見えないということもあります。親知らずが成長して生えてくるのは10代〜20代後半にかけてのことですが、現代人は埋没したままの人が多いのです。

しかし、この埋没したままの親知らずであっても、生え方によっては抜歯した方がいい場合があります。たとえば、ほかの歯に干渉するような生え方は、その最たるものですね。もし、抜歯を行う場合は、できるだけ早い方がいいでしょう。親知らずが生えてきてすぐの頃は、骨が柔らかく癒着していることもありません。抜歯後の穴もふさがりやすくなっているので、治療後の経過も良好です。痛みなども早く抜いた方が小さくなるので、抜歯を検討している人は早めの治療を心がけましょう。

■4本同時治療のメリット
親知らずの4本同時治療のメリットは、歯への影響を最低限に抑えられることです。前述したように、親知らずはほかの歯に影響を与えることも多く、親知らずの干渉のせいで虫歯になったり歯並びが悪くなったりといったことがあります。こういった影響を完全に取り除くためには、4本同時に治療するのが最も効果的です。

たとえば歯列矯正の場合、親知らずを全部抜くまでは、まともな矯正ができません。親知らずが残っている状態で矯正すると、正しい位置に矯正することができないからです。また、1本抜くたびに再矯正となってしまうため、そもそも矯正の意味がなくなってしまいます。4本同時治療の場合は、全身麻酔を行っての手術となるため、入院が必要となります。しかし、逆に考えれば数日は術後の経過を医師に診てもらえるので、かえって不測の事態には対応しやすいともいえます。これも、ある意味メリットと考えることができます。また、前述したように親知らずは早く抜くほど治療後の経過は良好になります。そのため、一度抜くと決めたなら、同時に抜いてしまうほうが手術もしやすいといえます。

■4本同時治療のデメリット
親知らずの4本同時治療のデメリットで最もポピュラーなものは、知覚鈍麻です。親知らずの生え方によっては、神経に近い場所に生えてくることがあります。こういった親知らずの治療の場合、神経に傷がついたり圧迫されたりすることで、知覚が麻痺する可能性があるのです。これが4本同時ともなると、その影響はとても大きくなります。

麻痺の程度はさまざまであり、一時的な場合もあれば、一生残ってしまうこともあります。しかし、ほとんどの場合は一時的なものであり、仮に麻痺が生じた場合でも神経を活性化させるための薬など対処法は用意されています。また、全身麻酔を行うために鼻からチューブを入れるため、喉や鼻に痛みが生じたり声がかすれたりといった症状が出る場合もあります。これも、4本同時治療ならではのデメリットです。

■歯医者としっかり相談を
4本同時治療のメリットやデメリットは、実際に施術する前に医師から必ず説明があります。個人で状況が異なることから、今回ご紹介していないようなメリット・デメリットもあるため、わからない部分は質問もしながらしっかり話を聞くようにしましょう。

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