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歯並びが悪い原因は親知らずが関係している!?

親知らず

■コンプレックスの原因となる親知らず
見た目の印象に多大なる影響を与えてしまう歯並び。整っていれば問題ありませんが、自身でコンプレックスに感じるほど歯並びが乱れているという人は多くいます。
そんな歯並びですが、これは幼少期において、ある程度決まってしまうものといわれています。しかし、大人になってから何かしらの影響を受けることで歯並びが悪くなってしまうケースも少なくありません。
その原因のひとつが、“親知らず”です。

親知らずとは、一列に並ぶ歯のなかで最も奥側にある歯のことです。
人間の歯はある程度の年齢になると乳歯から永久歯へ生まれ変わります。どの歯から優先的に生えてくる、という順序はありませんが、親知らずだけは例外。ほかの歯よりも遅れて生えます。人により多少の差はありますが、17〜25歳のうちに生えてくるといわれています。
ただ、必ずしも親知らずが生えてくるとは限りません。いつまで経っても親知らずが生えてこないという人も、決して少なくはないのです。これは、歯の生え方が人によってまったく異なるため。親知らずが生えてこない人にとっては、まったく縁のない問題なのです。

■親知らずによって引き起こされる問題
歯並びの悪さに悪影響を及ぼす、親知らず。なぜ親知らずによって歯並びが悪くなってしまうのか、その原因をご存知でしょうか。
ここではその原因と、親知らずによって最終的にどのような状態になってしまうのかをご紹介します。

・出っ歯になる可能性も! 歯並びが悪くなる原因
前述したように、親知らずはほかの歯よりも生えてくるタイミングが遅めです。そのため、親知らずが生えてくる頃には、すでにほかの歯はほとんど生えそろっています。
真っ直ぐ上に生えれば問題ありませんが、親知らずは奥側に生えるためスペースが狭く、どうしても隣の歯を押し出してしまいます。これがドミノ倒しのように歯を次々に押し出していき、その結果、出っ歯になってしまうケースも少なくありません。

・歯根吸収が起こってしまう恐れがある!
出っ歯は、見た目の美しさを損ねてしまう原因のひとつであるといえます。これをコンプレックスに感じる人は多く、歯医者で矯正治療を受ける人も多くいます。
しかし、親知らずによって起こる問題はこれだけではありません。長期間の圧力がかかった前歯は、やがて”歯根吸収”という症状を起こす恐れがあります。

歯根吸収とは、歯の根っことなる部分が溶け出す症状のことです。長期間の圧力がかかってしまったことで歯の根っこ部分が劣化し、やがて抜け落ちてしまいます。
つまり、治療が遅くなるほど歯並びに与える悪影響が大きくなってしまうというわけです。

ほかにも、親知らずは、虫歯や口内の炎症を引き起こすこともあります。虫歯や炎症は磨き残しによって発生するケースも少なくありませんが、親知らずは歯ブラシが届きづらい場所にあるため、磨き残しが起こりやすくなりがち。親知らずのせいで虫歯や口内の炎症が起こってしまうのは、このためです。

■できるだけ早めに治療を受けることが大切
上記のようにさまざまな問題を引き起こす恐れのある親知らずは、できるだけ早めに抜歯しておくことが望ましいといえます。可能であれば、20歳前後に抜歯しておくとよいでしょう。早い段階での治療には、“傷の治りが早い”や”痛みが少ない”などのメリットがあります。

親知らずの抜歯にかかる時間は約30分で、ほかの歯を抜歯するときより長めとなっています。
治療後は処置に時間がかかったり痛みを感じたりと、何かと不自由を感じることがあるかもしれませんが、その場合は早急に歯医者に相談することが適切です。
自身の健康と美容に多大なる悪影響を及ぼしてしまう親知らずは、信頼できる歯医者で早めに抜歯してもらいましょう。

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