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虫歯

白い虫歯と黒い虫歯、この2つの症状はどう違う?

一般的に虫歯といえば、黒くなった歯を思い浮かべることが多いかと思います。テレビやインターネットなどでも例として紹介されているのは黒い虫歯であることが多いため、こういったイメージが固定されているのでしょう。もっとも、虫歯は虫歯菌の出す酸によって歯が溶けることで起こるものであり、ただ歯が溶けただけでは歯が黒くなることはありません。歯が溶けるのと歯が黒くなるのとでは、また違った要因があるのです。そのため、虫歯のなかには黒い虫歯だけではなく、白い虫歯というものもあります。
黒い虫歯と白い虫歯はただ単に色が違うというだけでなく、その成り立ちから虫歯としての性質も異なります。ここでは、黒い虫歯と白い虫歯がどのようにして作られるのか、どういった点が異なるのかについてご紹介します。

■黒い虫歯
前述したように、虫歯菌の酸によって歯が溶けただけでは虫歯は黒くなりません。虫歯が黒くなるのは、歯の再石灰化が原因だとされています。
虫歯には虫歯菌だけでなく、さまざまな種類の細菌が潜んでいます。そのなかには黒い色素を生み出す細菌も含まれていて、これが虫歯を黒くするのに大きく関係しています。虫歯菌が歯を溶かすことで虫歯は進行していきますが、それと同時に、溶けた歯にカルシウムなどを取り込んで再生する再石灰化が行われます。そのため、実際の虫歯は、「溶ける」と「再生する」の繰り返しで進行していくのです。そして、この再石灰化の際に黒い色素が一緒に取り込まれることがあり、それによって虫歯が黒くなります。また、食べ物に含まれる金属イオンも、再石灰化で取り込まれた際に黒くなるとされています。
実際に、虫歯の治療において金属の土台の差し歯を使うと歯茎が黒くなるという現象が確認されています。これは、唾液によって金属が溶け出してイオン化し、それが歯茎に付着することによって起こるとされています。金属イオンを取り込んだ虫歯が黒くなるのも、これと同じようなことなのです。
こういった黒い虫歯は、虫歯の進行と再石灰化が交互に起こるような進行の遅い虫歯のときになりやすいものです。

■白い虫歯
黒い虫歯が一般的ではありますが、なかには白い虫歯というものもあります。白い虫歯のことは歯科用語で白濁や白斑、またはホワイトスポットと呼ばれています。白い虫歯になると歯の表面に透明感がなくなり、白く濁ることからこのように呼ばれています。白い虫歯は黒い虫歯とは違い、一目で虫歯だと気づけないことも多いものです。特にセルフチェックで発見するのは難しく、気づいた時には象牙質まで進行してしまっていたということもあります。というのも、白い虫歯は基本的に進行の早い虫歯なのです。
前項でご紹介したように、黒い虫歯は虫歯が進行している最中に再石灰化が起こるような進行の遅い虫歯の際にみられます。一般的にはこのような虫歯が多いのですが、なかには再石灰化が起こる時間がないくらい進行が早い虫歯の場合もあります。虫歯菌は活発な間は酸を作り続けるため、その間は再石灰化が行われません。再石灰化が行われないと歯が黒い色素を取り込むこともないため、黒い虫歯ではなく白い虫歯になるのです。
白い虫歯は進行が早く気付きにくいため、前述したように象牙質のかなり深くまで柔らかくなっている可能性が高いものです。そうなると治療が複雑になり、治るのに時間がかかってしまうことも考えられます。このよう白い虫歯を見逃さないためにも、虫歯予防には力を入れなければいけません。セルフチェックだけでなく、定期的に歯医者を受診してメンテナンスしてもらうなど対策を考えましょう。

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