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歯周病

歯周病末期の治療法について教えてもらいたいです。

歯周病が最も進行した状態をP3と呼んでいます。ここまで来ると、歯の周囲を固定している骨が溶けて歯が歯肉によって支えられている状態になります。ここまで進行した歯周病の治療方法についてご紹介します。

■歯周病末期の歯の状態
歯周病末期状態の一番わかりやすい判断は、歯のぐらつきです。歯周病中期、P2の場合、歯のぐらつきは左右に動くという程度ですが、P3まで進行すると歯が上下にも動きはじめます。これは歯の根が完全に骨から離れていることを示しています。自分で動かすと、歯が抜け落ちてしまうように感じるでしょう。物を噛む度に歯がぐらつき、痛みが生じる場合もあります。歯の周囲は歯垢で汚れ、歯茎を押すと白い膿がどんどんと飛び出してきます。

■歯周病で顎の骨が溶ける理由
歯周病の原因となるのは、歯の周囲に付着した菌です。歯垢に集まる菌によって歯茎が腫れるのが歯周病の初期段階で、これを放置していると歯周病が発症します。歯磨きでキレイに掃除できる部分に関しては問題ありませんが、歯間や歯と歯茎の隙間の歯周ポケットに菌が溜まると、どんどんと感染域を広げて骨まで進行していきます。菌が近づいていくと、骨は菌から逃れるために自分で自分を溶かしてしまいます。P3の段階では、骨の周囲はほとんどが菌によって占領されてしまうため、骨のほとんどが溶けてしまうのです。

■歯周病末期では、歯自体も菌の塊
末期まで歯周病が進むと、歯自体も菌の塊となっています。そのため、体はすでに歯を有害物質として排除する方向に動いており、骨も歯からどんどんと離れていこうとします。そのため、この時点まで歯周病が進行した場合、抜歯という選択肢が治療法としては真っ先に行われます。
中には、歯が完全に骨から離れているにも関わらず抜歯せずに放置する方もいますが、この状態は菌の塊を体の中に無理矢理押し込んでいる状態と同じです。菌の塊となった歯の影響で、体内に菌が感染して、さまざまな問題を引き起こしてしまいます。

■歯周病末期状態の治療
歯周病が末期となった場合、抜歯が基本の治療となります。歯周病の進行度を確認する場合、まずレントゲンを撮影します。レントゲンの撮影によって、歯と顎の骨がどの程度離れているかを確認します。顎の骨と歯が完全に離れてしまっている場合は、すぐに抜歯となります。
しかし、奥歯の場合は前歯と治療方法が少し異なります。奥歯は上の歯では根が3つ、下の歯では根が2つに分かれているため、末期状態の歯が1つの場合は根の半分を残すことができるのです。そうすれば、健康な歯をそのまま残すことができるでしょう。前歯の場合は、根が1つであるため、すべて取り除くことになります。抜歯で細菌の塊となった歯を取り除くと、顎の骨は再び、元の位置まで戻っていきます。

■隠れ歯周病に要注意
歯周病による歯のぐらつきは、症状が末期まで進行しないとなかなか訪れるものではありません。そのため、歯に違和感があっても、なかなか歯周病だと気付くことができなかったという人もいらっしゃいます。歯周病はまるで時限爆弾のように口内で進行を進めて、気がついた頃にはすでに末期で抜歯しか選択肢がないという場合も多々あります。
歯周病の進行は歯のぐらつきだけでは判断できません。歯茎に出血がある、体の免疫が弱まっている、毎日歯磨きをしない、5年以上歯科にいったことがないという人は、知らず知らずの内に歯周病が進行している可能性があります。そのため、少しでも歯に違和感があったら、すぐに歯科に相談するようにしましょう。初期、中期の歯周病なら抜歯せずに完治させることができるでしょう。

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