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歯周病

市販の歯磨き剤が歯周病の原因になるのですか。

全ての歯磨き剤が歯周病の原因になるわけではありません。しかし中には、すでに発症してしまった歯周病の炎症に対して悪影響を与えてしまうものもあります。
とはいえ、歯磨き剤を使わずに歯磨きをしていると、食べるものによっては歯茎が黒ずんでしまうことがあります。歯周病を予防、改善するときの歯磨きは歯科医の指示を仰ぎ、歯磨き剤についても相談してみましょう。

■歯磨き剤に含まれる「合成界面活性剤」ってなんだろう
市販の歯磨き剤の成分表を見ると、ほとんどの商品に「合成界面活性剤」という表示があるのがわかります。合成界面活性剤は汚れを落とすための成分で、水と油を混ぜあわせて作られます。ものの表面から汚れを引きはがして取り込み、再付着しにくくする成分です。

合成界面活性剤の中でも、歯磨き剤によく含まれているのが「ラウリル硫酸ナトリウム」です。汚れを落とすための成分なので、強力な脱脂力(保湿力を持った脂肪分を抜き去る力)やタンパク質変性作用(タンパク質を破壊する力)を持っています。健康な口内にはすぐに影響があるわけではありませんが、歯周病や口内炎が原因で口内に炎症がある場合は、脱脂力やタンパク質変性作用が心配になります。

炎症を起こした歯肉(歯茎)の回復や、歯周病菌に侵されてしまった歯の再石灰化にはタンパク質が欠かせません。食事や唾液などからタンパク質を摂取することによって、毎日少しずつ歯肉や歯は回復していきます。しかし、ラウリル硫酸ナトリウムを含んだ歯磨剤は、ほんの少しとはいえタンパク質変性作用を持っています。これにより歯周病や口内炎の回復が遅くなってしまう可能性があり、間接的に歯周病の進行を早めてしまうこともある危険性は否めません。歯周病のために行う歯磨きはしっかりと歯科医の指導を受け、歯磨き剤についても歯科医ときちんと相談しましょう。歯磨きでプラーク(歯垢)を取り除くこと自体は、歯周病の予防や改善のためにとても重要なことです。歯科での治療の効果をより引き出すためにも、日々のデンタルケアに使う歯ブラシや歯磨き剤について歯科に指導を受けてみてもいいでしょう。

■歯磨き剤を使わない歯磨き、ありかなしか?
歯科医によっては、歯磨き剤を使わなくてもプラーク(歯垢)を落とすことができると指導する場合があります。歯磨き剤がなくてはプラークが全く落とせない、というわけではないので、歯磨き剤を使用したくないと感じた場合には、使わなくても構いません。

現在はさまざまな種類の歯磨き剤が店頭に並んでいて、歯周病予防にはどれがいいのかわからなくなってしまうかもしれません。しかし、歯周病の改善や予防に大切なのは、正しいブラッシング方法で歯磨きをすることや自分に合った歯ブラシを使うことです。毛先の開いた歯ブラシは、歯垢除去率が30%以上落ちてしまいます。

市販の歯磨き剤のほとんどには研磨剤が含まれていますが、研磨剤は歯周病で弱ってしまった歯茎を傷つけてしまうおそれがあります。歯周病改善を目的とした歯磨きの場合、研磨剤(酸化アルミニウム・無水ケイ酸シリカ・リン酸水素カルシウムと表などと表記されることもあります)が入っていない歯磨き剤を選ぶといいでしょう。

歯磨きにプラークコントロール以外の目的を持っている場合は、目的に応じた歯磨き剤を使用してもいいでしょう。口臭予防や煙草のヤニ取り効果など、口内環境の悩みに対応した歯磨き剤はいくつも販売されています。成分表にのみ神経を尖らせるより、歯磨きによってどういった効果を得たいのかを考えてみましょう。

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